人のせいにしない生き方

「人のせいにしない」って、どういうことだと思いますか。 それは、「自分のことは自分で決めて、その結果に自分で責任を持つ」ということです。

◆でも、結局は、誰かを「信じる」ことになる

「自分でよく考えて決めてね」と言われても、困ってしまいますよね。

「人の言うことを、そのまま信じちゃダメだよ。ネットとかで自分で調べなさい」と、人から言われることもあるかもしれません。

でも、少し考えてみてください。 あなたがインターネットで調べた記事や、本で読んだことも、結局は「誰か他の人が書いたもの」ですよね。

だから、どんなことでも突き詰めていくと、「誰かの言うことや書いたことを信じるか、信じないか。そしてそれを実行するか、しないか」という選択になるのです。

そのためには、「これくらいなら失敗しても大丈夫」と自分で思える範囲で、色々なことを試してみる(試行錯誤する)のが大切です。

◆では、何をヒントに信じればいいの?

では、何をヒントに「信じる・信じない」を決めればいいのでしょうか。

その答えは、あなた自身の経験から生まれる「生きるためのセンス」や「勘」です。 この「生きるための センス」は、ゲームの経験値のように、色々なことに挑戦し、時には失敗する中で、少しずつレベルアップしていくものです。

そして、「この人の考え方、なんだか自分と合うな」と感じる(これを「感性が合う」と言います)人の意見は、あなたにとって行動の大きなヒントになるはずです。

◆人は「知らない道」がこわい

ここで、人間の面白い心のクセを1つ紹介します。

もし目の前に、2つの道があったとします。

1つ目の道

慣れた道:たとえ「この道を行っても、あまり良いことないな。楽しくないな。まあ、でも我慢はできるかな。」と分かっていても、どんな道かは知っている。

2つ目の道 

知らない道:「すごく楽しいかもしれないし、楽しくないかもしれない。何が起こるか全く分からなくて、危険かもしれない。」だから、ちょっと不安。

多くの人は、新しいことを考えたり、慣れないことに挑戦したりするのが「面倒くさい」と感じて、つい1つ目の「慣れた道」を選んでしまいます。

どうなるか分からない不安よりも、分かっているつまらない道の方が楽だと感じてしまうのです。

◆自分を変えるための一歩

だからこそ、もしあなたが「今の自分を変えたい」「もっと成長したい」と本気で思うなら、少しだけ勇気を出して、2つ目の「知らない道」を選んでみることが大切になります。

もちろん、いきなり危険な道を選んだら大変なことになります。というか選んだらダメです。

「これくらいなら、もし失敗しても大丈夫」と思える範囲内で、新しいことに挑戦してみるのです。

いつでも引き返せるように恐る恐る進んでいくというリスク許容範囲内で知らない道を進むということです。

そうやって試行錯誤を繰り返していくと、あなただけの「生きるためのセンス」が磨かれていきます。

そして、その経験の蓄積によって、自分の判断に自信が持てるようになり、人のせいにしない、つまり人に囚われない自由な生き方ができるようになるのです。

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